電気モーターおよびジェネレーター用部品
ラミネーション・スタック
ラミネーション・スタックは、電気絶縁層で分離された単一ラミネーションを使用したパッケージで、動的磁気負荷時の渦電流損失を抑制します。
自社製のコバルト-鉄またはニッケル-鉄ストリップ材は、カスタマイズされた製造技術との組み合わせにより、性能とコストの最適なスタック・ソリューションを提供します。
これらの部品は主に電気モーターやジェネレーターのステーターやローターとして使用されますが、ラミネートコアとしても使用されます。
17 % コバルト鉄合金 - VACOFLUX X1
VACOFLUX® X1 はモータアプリケーションで使用することを目的に特別に開発され、ケイ素鉄合金と49%コバルト鉄合金の間のギャップを埋めるものです。17%コバルト-鉄合金VACOFLUX X1を使用したモーターは、電磁鋼板を使用した場合よりも大幅に性能を向上させながら、 その一方で49%コバルト鉄合金に基づいたモーター設計に比べコストをかなり抑えることが可能です。
49 % コバルト鉄合金 VACOFLUX および VACODUR
コバルト-鉄（CoFe）合金 VACOFLUX® と VACODUR® は、最大2.4Tの高い飽和磁化特性により、高磁束密度と最小重量が要求されるあらゆるアプリケーション全般に適しています。
コバルト含有量49%、バナジウム含有量2%の合金は保磁力が低く、電気モーターや発電機および電磁アクチュエーターに優れた性能をもたらします。
適したアニーリング温度により、 VACODUR 合金は、高速回転などに求められる厳しい強度要求を満たすことができます。
9 - 27 % コバルト鉄合金 VACOFLUX® コスト最適化されたコバルト鉄合金は、既知の磁性合金の中で最も高い飽和分極を有します
コバルト鉄合金は一般的に非常に高い飽和分極を有します。このグループのCoFe合金は、コバルト含有量を9～27%に低減しており、技術的要求の厳しく、かつコストの要求も高いアプリケーションに最適です。
磁石アセンブリ
VACは、幅広い磁石アセンブリの開発と生産に関して、お客様の信頼できるパートナーです。磁石を極めて高い精度で位置決めし、かつ大型の着磁部品には非常に大きな力がかかるため、磁石アセンブリの組み立ては困難な作業となります。この工程には、アセンブリ・ツールの設計・製作における豊富な経験と、適切な接合工程の選択についてのノウハウが生かされています。
NdFeB – VACODYM 最も高いエネルギー密度が要求される希土類永久磁石
ネオジム-鉄-ボロン磁石VACODYM® は、現在入手可能な中で最も高いエネルギー密度を有する磁石です。VACODYM合金は異方性材料グレードです。
SmCo – VACOMAX 高温アプリケーション向け希土類永久磁石
VACOMAX® はレアアースとコバルトから作られている永久磁石です。
この磁石は特に高い保磁力と同時に高い飽和分極率を持ち、優れた温度安定性と耐食性を備えています。
40 - 50 % ニッケル鉄合金 PERMENORM®
Ni含有量が(40...50)wt%前後の合金はJS = 1.6 Tまでの飽和分極の最大値と中程度の透磁率を特徴とします。適切な圧延・焼鈍条件を選択することで、磁化曲線の形状を広範囲に変化させることが可能です。
軟磁性プレス部品
すべての結晶合金は、プレス部品への加工が可能です。VACは、打ち抜き、深絞り、そしてインターロックやワイヤーEDMのような加工方法のための最先端の設備を有しています。
